日本古民家台湾へ移築の話-国境を越えるまちづくり語り会
1995年春、日本阪神大震災で神戸御蔵地区において、80%の建物が被害を受けた。でも復興を目指して頑張ってきた。
1999年秋、台湾集集大震災が起き、御蔵の住民たちは台湾に向かって被災地の南投県へ、ボランティアとして救援や復興活動を協力した。そこに百年歴史を持つ木造の建物の補修からヒントを得て、自分の地区にも思い出のある建物が欲しいと考えられた。
2004年の夏、何人の台湾若者が日本の福井県大飯町へ、日本のボランティアと一緒に、1915年に建てられた伝統木造の古民家の解体作業を行った。測量から模型作り、番付け、継ぎ手の記録など貴重な体験をした。
2008年夏、台日の若いボランティアが集まり、台湾へ運ばれた古材の点検をした。2009年の冬、文豪水上勉の父が建てた家は台湾淡水の平和公園に復元された。
たくさんのボランティアの努力の重なり、そして厚い友情、お互い文化の交流こそ、この百年の古民家の移築が実現できた。
この古い建物の空間に、新しい文化と命が生まれてある。この事件は両国の交流にどんな影響を与えるだろうか、感動のストリーを聞きに来ないか。
2010/7/24(土曜日)10:30-13:10
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